小職は、討死をとげた。
辺り一面の荒野には、冷たい風が吹き荒れている。
無念である。
しかしどうあがいても、小職の冷えた躰は、無機質の灰色の土の上だ。
指一本動かすこともできず、もはやどうすることもできない。
小職の意識は薄れゆき、そしてその存在はジャカルタの露と成り果てた。
南ぁ無ぅ~。(合掌)
……………………。
事の次第はこうである。
夜のファタヒラ広場の観光から戻った小職だったが、さすがに疲れていた。
マンガベサールのホテルに戻った時は、PM10:30くらいになっていた。
今日の予定では、もう一回出撃し、夜のお宝探しをしたいところであった。
しかし、しんどい。
そういうわけで、少々眠ることにした。
しかし、こういう時に限って中々仮眠もとれない。
とにかく、ベッドに横になり、体力の回復を図ることにした。
2時間ほどベッドでごろごろしていたのだが、あまり回復した実感は無い。
しかし、もう夜の12時を回ってしまっており、これ以上出撃を遅らせるのもまずい感じがする。
致し方なし。
我、死して屍拾うものなし。
いざ、ゆかん、戦場へ!
気合を入れて、ホテルを出る。
行先は、迷ったのだが、結局コタインダーに向かうことにした。
今は既にAM0:30過ぎ。
さすがにマンガベサール通りの交通量も減っており、比較的安全に道路を横断できる。
そしてまた、歩いてコタインダーに向かう。
昨夜と同様のルート
時間が時間であり、さすがに危険かとも思ったが、小職のデンジャラス・センサーは、多分大丈夫と告げている。
昨夜同様、細心の注意を払いつつ、進む。
昨夜よりは走る車やバイクは減っているものの、ゼロではない。
今夜は例の大ねずみも出ず、問題なく、コタインダーへ到着。
もうAM1:00前である。
この時間でも、人は結構歩いている。
ジャカルタナイトの江口パワー恐るべし、か。
今回は、このグランド・LAという置屋に入ってみた。
入口で、昨日のSTAR MOON同様にカバンのチェックを受ける。
ここも、かなり適当。
店内は、やはり暗い。
そして爆音が鳴り響いている……。
少し進むと、早速やりてBABAAが案内役を買ってでる。
素直にBABAAについて行く。
暗い店内であるが、客もかなりいて、混雑している。
ここはかなり店内が暗い
明るさかなり補正してます
BABAAが案内した壁際には、5~6人のギャルが椅子に座って待機していた。
ここも明かりが乏しいため、ギャル達の顔は不鮮明である。
この中で、一人だけ小職にかなりアピールしてきたギャルがいた。
少々、体が大きく、太目な感じがしたが、そこはまあ別段キライではない。
愛想も良さそうだ。
小職は、そのギャルを指名し、料金を払った。
38万5000ルピア。(1万ルピア=約80円 38万5千ルピアで約3080円)
若いお兄ちゃんに部屋まで連れて行ってもらったが、扉を開けると!!
んんっ!?
なんとその部屋のベッドの脇からかなり太い柱がででーんと床から生えていた。
ほぼ部屋の中央付近に柱が生えているのである。
明らかに設計上、おかしい造りである。
なな、なんじゃこりゃ……。
ギャルも、驚いた顔をしていた。
部屋は、他の置屋同様、ベッドとシャワールームのみ。
まあ、清潔と言ってもいいが、この柱は移動に邪魔でしょうがないわ。
そして、少しは明るい部屋で改めてギャルの顔を見てみたが……。
む、むーん、あんまり可愛くないぞ…(汗)。
まさに暗闇マジックにやられたのが判明した瞬間だった。
ふとももは美味しそうなんだが…
しかし、どうしようもないので、気を取り直して、シャワー。
まさかの一人ずつのシャワータイムだった。
ギャルの体は、かなり残念な感じである。
良く言えばむっちりと言えんこともないが、太目の割におぱーいが小さく、バランスが悪い。
そして、この残念な体か、あまり可愛くなかったフェイスなのか、それとも小職の疲労が原因なのか、定かではないが、立ちが悪い。
しかも、このギャル、咳き込むとかいう理由で、お口でのサービスができない。
せいぜいぺろぺろしてくれる程度。
あ、あれ、全然気持ちよくなって来ないぜよ。
これは、やばい。
ギャル自体は、いろいろ硬度を改善させようと頑張ってくれているのだが、反応がかなり鈍い。
どうやってもせいぜい6割程度の硬度にしかならないので、こうなったら、突いてるうちにその刺激でびんびんにさせる方向でいくことにし、とりあえず、正常位でやり始める。
が、ぶっちゃけ、この体とビジュアルでは気分が全然乗ってこないため、だめだめである。
だって、ビア樽を抱っこしてるみたいに、どうしてもなるんだもん。
すぐに萎えてしまった。
もう一度、手を中心に刺激を与え、なんとか硬度50パーセントまでもってこれたので、今度は、バックで挑戦。
必死で腰を振るも、全然逝きそうにない。
汗だくで、疲労が蓄積されてきて、もはや苦行である。
も、もう、だめだ……。
小職はあきらめた。
どんだけ頑張っても、無理だわ、これは。
ギャルに、申し訳ないが、フィニッシュと言って、強制終了させてもらう。
この時、小職の討死が決定したのであった。
ギャルは、小職が発射できなかったことが、自分の努力が足らなかったと思ったようで、しきりに謝られた。
いや、こちらこそ、申し訳ない気持ちでいっぱいである。
このギャル、フェイスと体はともかく、愛想はかなり良かった。
小職もだが、ギャルももちろん汗だくで頑張ってくれたのでそれに敬意を表し、チップで10万ルピアを進呈する。
そして、敗北感に打ちひしがれた小職は、コタインダーを後にし、マンガベサールのホテルまで戻って、ビールを飲んでふて寝したのであった。
支払い総額は、プレイ代38.5万ルピア+チップ10万ルピアで総計48.5万ルピア。
日本円にして、約3900円、也。
あ、帰りも歩いてホテルまで戻ったわけだが、さすがにAM1:30を過ぎている状態でありほぼ交通量はゼロ。
この時間帯は歩かないほうが良いと思います。
ちなみに。
このギャルは終わって帰る時に通路ですれ違ったのだが、なかなか可愛かった。
このギャルならイケたかもしれん。
くそう、もっと最初に見極める力を磨かねば……。
そう、心に誓う小職なのであった。
続く。
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